記事一覧

2019年4月1日付で、日本知的障がい者テニス協会を設立しました。

日本知的障がい者テニス協会が目指すもの

1. テニスを通じて知的障がいのある方と社会をつなげる
2. 知的障がいのある方がテニスをできる環境や挑戦できる機会の提供
3. 障がいのある方への理解を広げる
4. テニス競技の普及と振興を図る

設立の背景

知的障がいのある方のテニス教室(Special Tennis)の存在。

障がいのある方の保護者さまから相談がありました。それは知的障がいのある方が運動できる場所がほとんどなく、エネルギーが有り余った状態で生活をしていることで結果的に家の壁に穴を開けて発散することにつながったり、親を殴ることでフラストレーションを発散してしまうということでした。そうした背景から、「なんとか運動できる場所を作って欲しい」と相談を受けたときに、たまたまテニスクラブのオーナーからも相談があり、「テニスコートが空いているのでなにか有効活用ができないか?」というなんともタイミングの良いお話が重なったことがきっかけで、2016年10月に試験的に知的障がいのある方のテニスイベントを開催しました。初めての試みであったので不安ではありましたが、イベントには約20名ほどの障がいのある方が参加してくださり、指導者側にはプロテニスプレイヤーや学生時代に全国大会に出場していた知人などが駆けつけてくれたおかげで盛況のうちに終えました。イベント終了後に参加者(保護者)にアンケートをとった結果、満足度が100%で「ぜひ継続して開催して欲しい」という強い要望があったことから月に一度の頻度で継続して教室を運営しています。この背景があり、「もっとたくさんの知的障がいのある方にテニスをする機会を提供できたら」という思いが形となり、この度、協会を設立する運びになりました。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。